伐採した木は加工センターへ運び、製材します。
こちらのページでは飛騨高山森林組合の加工センターの設備をご紹介致します。
加工センター設備
- 01-リングバーカー
- 02-ノーマンツイン帯のこ盤
- 03-オートテーブル帯のこ盤
- 04-クロスカットソー
- 05-横型帯鋸盤
- 06-ツインリッパ―
- 07-角材立体選別機・桟積み機
- 08-板材立体選別機・桟積み機
- 09-チッパー機
- 10-高温蒸気乾燥機4基
- 11-高周波・高温蒸気複合乾燥機2基
- 12-中温乾燥機1基
- 13-木屑焚きボイラー3.3t
- 14-木屑焚きボイラー5t
- 15-マイクロ波透過式含水率計
- 16-修正挽き装置
- 17-自動四面鉋盤
- 18-グレーディングマシン
- 19-印字機
- 20-6軸モルダー
リングバーカー
3本の回転したロータリーカッターを皮の付いた原木の表面に圧着させ樹皮を剥いていきます。
それと同時に原木の元末(伐採前の根本側と成長側)をセンサーで判別して出口にて向きを揃えます。

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ノーマンツイン帯のこ盤
センサーにて原木の形状を判別して適切な寸法になるようにのこ刃の通す位置を決めます。
2枚の高速回転した帯のこで原木を角材や板材、その他の部分へ切り分けていきます。

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オートテーブル帯のこ盤
1枚の帯のこにて前工程で製材された材を必要に応じて様々な寸法へ加工します。
材は何度も加工できるよう自動で搬送されます。

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クロスカットソー
原木の外側にあたる部分はここで効率良く板材をとれる長さへカットされます。

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横型帯鋸盤
1枚の帯のこが横方向で回転しており、原木の外側から出た材を通すことで必要な厚みの板へスライスされます。

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ツインリッパ―
スキャナーで板材の形状を判別し、適切な幅へになるよう2枚の丸のこで両側を切り落とします。

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角材立体選別機・桟積み機
製材された角材の寸法や重さを測定し、それぞれ仕分けされて次工程のために桟積みして搬出します。
重さを測定することで内部の水分量を推測し、適切な乾燥工程を決定します。

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板材立体選別機・桟積み機
製材された板材を寸法ごとに仕分けし、一定の数量が溜まったところで桟積みして搬出します。

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チッパー機
原木から角材や板材がとれなかった残りの部分は細かいチップへと加工し、パルプ用材として製紙工場等へ出荷されます。

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高温蒸気乾燥機4基
蒸気熱による高温乾燥を行い、角材を背割り無しで乾燥させることができます。
狂いが少ない製品となるよう数日間かけてじっくり乾燥させます。乾燥機内の使用温度は120度まで上がります。

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高周波・高温蒸気複合乾燥機2基
蒸気熱による高温乾燥に加え、高周波により木材内部からも熱を発生させることで均一な乾燥を行い、特に大断面の製品を効率良く乾燥させることができます。乾燥機内の使用温度は120度まで上がります。

中温乾燥機1基
蒸気熱による中温乾燥を行い板材を乾燥させることができます。
大きな容量で一度に多くの板を乾燥させることができます。乾燥機内の使用温度は80度まで上がります。

木屑焚きボイラー3.3t
加工工程で出た木の皮や切れ端、かんなくずなどを燃料として燃やし高温の蒸気を発生させます。
つくられた熱は製材品の乾燥工程や飛騨高山の厳しい冬の寒さの中でも精度よく製材できるよう使用されます。

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木屑焚きボイラー5t
3.3tボイラー同様、木屑を使用して熱源を発生させます。
極力化石燃料を使用せず、木屑によるエネルギーを使用することで環境負荷のかからない製造を心掛けております。

マイクロ波透過式含水率計
木材製品内部の水分を適切に管理する事は、狂い無く安定した品質の製品を造るうえで重要なポイントです。
角材中心部まで透過して測定できる含水率計によって水分量を計測してから製品は最終工程へ送られます。

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修正挽き装置
角材をかんなかけする直前に基準となる二面を回転した刃によって直線状に削り加工することで、乾燥工程で発生した曲がりや狂いを取り除きます。

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自動四面鉋盤
高速回転する四方向のかんな刃によって角材製品の四面を同時にかんなかけし、表面を滑らかに整えるとともに寸法を精度よく揃えます。

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グレーディングマシン
カンナかけされた最終製品は1本1本この装置によて荷重が掛けられ強度試験を行います。製品は基準以上の強度があることを確認しつつ曲がり具合によってグレード分けされます。

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印字機
試験測定された含水率や曲げ強度の結果を製品表面に印字し、搬出後も1本1本の性能が確認できるようにします。

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6軸モルダー
板材は、十分な乾燥後に高速回転するカンナ刃によって表面を滑らかに仕上げるとともに、寸法を一定に揃えます。

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加工センター写真







